「希望がもてる OKIの再生を!」
株主総会参加者にむけ宣伝(6月29日)
6月29日、沖電気の「第86回定時株主総会」が開催されました。
沖電気の職場を明るくする会(略称:OAK)では、「希望がもてる
OKIの再生を!」と書かれた横断幕を掲げ、会場(日本青年館:東京新
宿区)に入る株主の一人一人に、職場新聞「あすなろ」を手渡すなど、
株主に向けた宣伝が取り組まれました。
受け取った「あすなろ」を熱心に読む株主、沖電気の職場の様子、給
与など話しかけてくる株主もいるなど、株価低迷と無配の連続の中、
この宣伝活動に注目する株主の姿が特徴的でした。
「総会参加の株主から総会の様子を聞きました」
総会参加の株主は250名程でした。
会場ロビーで、手荷物の検査を受け(人権侵害では・・・)
定刻の10時に執行役員が入場し川崎社長が開会を宣言。
議案の提案では、 事業報告の後、株主への配当は無しを報告。執行部が全員起立して頭を下げる場面では、株主から抗議の声も聞かれました。
また総会にはOAK会員も社員株主として入り、「OKIの再生と、自信と誇りを持って働ける職場環境を願い」、川崎社長や会社執行部に直接回答を求める質問が行われました。
社員株主の質問の概容は、 文書事前通告された質問の詳細はこちらから
1、経営戦略と経営計画について
1)失われた10年をどのように総括をしているのか。
2)中期計画について
:研究開発・技術力の再構築は?。
:研究開発が利益に結びついていないこと。新製品開発の取り組みは?。
:株主配当はどのような状態になれば行うのか。
3)2010年3月期決算及び10年度計画について
:労使の信頼関係の再構築。
:管理職の賃金カットの解除を求む。
:グループ企業の再編に伴う人員計画は。
:分社化と将来展望。
2、健康管理と働く環境問題
1)国連のグローバルコンパクトへの登録と企業の社会的責任について
2)メンタルヘルス対策について
3)ワーク・ライフ・バランスの問題について
:男性の育児休職取得の現状と将来計画。
:年休の取得状況。
:出勤率の設定と人員配置。
:メンタル不全で休職中の従業員の数。
3、非正規社員・雇用確保について
:非正規社員の正規社員化に関する会社施策。
:賃金・労働条件における正規社員との均等待遇を求む。
:契約社員の人数。
:雇用確保に対する国の助成金の活用状況。
4、品質問題について
5、OKIのディフェンス事業について
社員株主をはじめ個人株主から寄せられた質問への回答は具体性にかけるものでした。
社員株主の再質問に他の株主から拍手
:役員退職慰労金6億円に関すること :手荷物検査への抗議 :10年無配の責任追及 など10人ほどの株主から再質問が行われました。
なかでも社員株主の再質問には、共感の拍手が他の株主から起こりました。
再質問の詳細と回答はこちらから
各議案を採決し、総会は1時間45分ほどで終了しました。